2018年8月16日木曜日

現代の旅籠 つるや旅館

夜の旧軽銀座の一番奥につるや旅館が見えてきた
かつての旅人は、峠を越えてこの明かりが見えてきたらさぞかし安堵したんだろうなぁ
つるや旅館の裏手には、昔、水車があったらしい
その名残が旅館のあちこちに使われているという
靴べらかけは水車の軸歯車
ロビー上部の額は水車の外輪枠の一部とのこと
丸いギザギザの石は、水車で粉をひいた石臼の一部らしい

ひと休みしてからお風呂に行くことにする
部屋にもお風呂はあるんだけど、改修されたのか後付けなのか、ただのユニットバスなので入る気がしない
大浴場は別館1階の突き当たり
温泉ではないが、軽井沢の天然水を使ったミネラル湯とのこと
行ってみると誰もいない
貸切状態のお風呂をゆっくり楽しんだ
お風呂出入り口横には、昔、銭湯 に置いてあったような古風なマッサージ機があったので、風呂上がりに使おうとしたら、このマッサージ機は使えません…て、ただのオブジェかい…
すっかり温まったのでゆっくり寝ることにしよう

翌朝、障子越しの明かりで目が覚めた
よく見ると障子の桟に細かい細工がしてある
これも大正時代のものなのか、今時こんな手の込んだ障子なんてなかなかお目にかかれない

少し寒かったのでトイレにいった
もう一度寝ようとしたが水の音がずっとしている
トイレが壊れたんじゃないか?
昨日、寝るまで気がつかなかったが、どうも奥館の横に水路があるみたいだ
おかげで、気になってそのまま寝損ねた…
天気予報は雨だけど、今は日の光ものぞいている

ところで奥館の客室は1階にしかないはずなのに、夏秋庵の入り口横に謎の階段があって上り下りの足音がする
しかもどこからか上の方からテレビの音がする
旅館の案内には無いエキストラルーム?
それとも従業員部屋???
部屋の名前はないけれど、スリッパが2つおいてあった…謎…

朝食はバイキングで、和洋どちらでもOK
パンがフランスベーカリー製だということで、洋食にすることにした
でもバイキングだとつい食べ過ぎてしまうね〜

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